花と野菜でみせる、地域に根ざした農業
相双地方で農業に取り組む生産者さんが掲げる目標は、「みせる農業」
以前は農業法人に勤務していましたが、独立し、トルコキキョウやダリアなどの花き栽培を中心に活動を始めました。
昨年からは、花き栽培の閑散期を活用し、ネギ栽培にも挑戦。家庭菜園の経験はあったものの、本格的な栽培は今回が初めてとのこと。それでも畑にはすでに出荷間近の立派なネギが育っており、今後は栽培面積の拡大も視野に入れているそうです。
「みせる農業」で地域に活力を
生産者さんに「みせる農業」への思いを伺うと、次のように語ってくださいました。
「町の農業人口を増やすためには、大きな農業法人だけでなく、私たちのような少人数でも農業を始める人たちが増えることが大切です。そのためには、丁寧な仕事で綺麗な畑を見せ、農業に興味を持ってもらうきっかけを作りたい。花き栽培もネギの栽培も、この目標のもとで取り組んでいます。」
その言葉からは、地域農業への深い愛情と未来への強い意志が感じられました。
私たちも「みせる農業」を支えたい
生産者さんの熱い思いに触れ、市場職員としてもその志に応えられるよう、販売面での支援に一層力を入れていきたいと感じました。
「みせる農業」が新たな農業のかたちとして広がっていくことを、心から願っています。